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2017 年 06 月 26 日

アドバンスドリザベーションサービスの開始に伴うジョブ投入時の注意事項

 

アドバンスドリザベーションサービスの開始に伴い、今後ジョブを投入する際は
ジョブを効率的に実行するためにジョブの実行上限時間を指定することを推奨します。

 アドバンスドリザベーションサービスの開始により、未来の時間のリソースの予約が可能となります。
 アドバンスドリザベーションサービスの予約枠が取得されている際に、
 実際には数時間で終わるジョブをジョブの実行上限時間を指定せずにジョブを投入した場合、
 標準実行上限時間の実行枠(詳細はジョブ投入時のキューの選択についての実行時間の上限を参照してください)を確保しようとするため、
 アドバンスドリザベーションサービスの予約枠と重なる可能性が高くなります。
 アドバンスドリザベーションサービスの予約枠と重なった場合、ジョブは実行されません。
 予約枠と重なることによる弊害を防ぐため、ジョブ投入時にはジョブの実行上限時間の指定を推奨します。

 

以下にアドバンスドリザベーションサービスによる予約枠と、ジョブ投入の関係を示します。

Phase1のweek_hdd.qを例として記載しています。
*Phase1のweek_hdd.qの1ノードあたりのスロット数は16、メモリ量は64GBです。
*ジョブ投入時にスロット数を指定しなかった場合は、スロット数は1が指定されたものとみなされます。
*ジョブ投入時にメモリ量を指定しなかった場合は、メモリ量は4GBが指定されたものとみなされます。
*ジョブ投入時にジョブの実行上限時間を指定しなかった場合は、week_hdd.qの標準実行上限時間の14日が設定されます。

 

実行例

 アドバンスドリザベーションサービスによる取得済みの予約枠
・予約期間  :10日後から12日間
・スロット数 :16(スロット数に空きなし)
・メモリ量  :64GB(メモリ量に空きなし)

ジョブA:ジョブ投入時にジョブの実行上限時間に8日を指定して実行する。(-l d_rtオプション-l s_rtオプションを指定して実行する。)
     ・アドバンスドリザベーションサービスによる予約枠は10日後からのため、
      予約枠とは重ならず、ジョブは実行される。

qsub -l d_rt=192:00:00 -l s_rt=192:00:00 test.sh

 ジョブB:ジョブ投入時にジョブの実行上限時間を指定しないで実行する。
     ・アドバンスドリザベーションサービスによる予約枠が10日後からのため、
      10日後から14日後が予約枠と重なり、ジョブは実行されない。

qsub -l test.sh

 example3

 

ジョブの混雑の緩和、およびリザベーションサービスによる予約枠の効率的な取得をはかるため、
将来的にジョブの標準実行上限時間を短く設定する
予定です。

ジョブの標準実行上限時間を短く設定することにより、ジョブの動作は以下のようになります。

 ・投入ジョブの実行時間がジョブの標準実行上限時間より長い かつ ジョブ投入時にジョブの実行上限時間の指定あり
  ジョブ投入時に指定した時間までジョブを実行することが可能です。

 ・投入ジョブの実行時間がジョブの標準実行上限時間より長い かつ ジョブ投入時にジョブの実行上限時間の指定なし
  ジョブが実行中の場合でも、標準実行上限時間になりましたら、ジョブは削除されます。 

 ・投入ジョブの実行時間がジョブの標準実行上限時間より短い
  ジョブの標準実行上限時間までジョブは実行可能です。
  ジョブの実行上限時間を指定することで、アドバンスドリザベーションサービスの予約枠と重なる可能性が低くなるため、
  投入ジョブの実行上限時間がジョブの標準実行上限時間より短い場合でも、ジョブ投入時に実行上限時間を指定することを推奨します。