Jupyter Notebookの使い方
Jupyter Notebookサーバーの起動
まず最初に、qloginにより割り当てられたインタラクティブノードのローカルIPアドレスを調べます。
$ ip a | grep ib0
10: ib0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc mq state UP group default qlen 256
inet 172.19.7.186/20 brd 172.19.15.255 scope global ib0
この例の場合はqloginにより割り当てられたインタラクティブノードのローカルIPアドレスは172.19.7.186です。
次にインタラクティブノード上でJuypter Notebookサーバーを起動します。
前述のMinicondaでPythonの環境をインストールしていれば、以下のコマンドでJupyter Notebookサーバーを起動することができます。
$ jupyter-notebook --no-browser --ip "*"
起動すると最後に以下のようなメッセージが出ます。(プロンプトは返ってきません。このままつないでおきます。Ctrl-Cで終了します。)
To access the notebook, open this file in a browser:
file:///lustre7/home/lustre4/youraccount/.local/share/jupyter/runtime/nbserver-693-open.html
Or copy and paste one of these URLs:
http://localhost:8888/?token=bc5ae6c7d53b76f9721c95308cf25405c399bbc770b37040
or http://127.0.0.1:8888/?token=bc5ae6c7d53b76f9721c95308cf25405c399bbc770b37040
ここでインタラクティブノード上のJupyter Notebookのポート番号(この例の場合8888)を覚えておきます。
SSHポートフォワード
ユーザーのクライアントマシンで新しい端末を起動し、以下のコマンドを実行します。(プロンプトは返ってきません。何もせずこのままつないでおきます。Ctrl-Cで終了します。)
$ ssh -N gw.ddbj.nig.ac.jp -L 3001:172.19.7.186:8888
Enter passphrase for key '/home/youraccount/.ssh/id_rsa':
ここで-Lオプションの意味は以下の通りです。
-L <(1)アクセス時のポート番号>:<(2)インタラクティブノードのIPアドレス>:<(3)Jupyter Notebookのポート番号>
(1)については適当に決めて良いです。
(2)は上記の「インタラクティブノードのローカルIPアドレス」です。
(3)は上記の「インタラクティブノード上のJupyter Notebookのポート番号」です。
Webブラウザからのアクセス
ユーザーのクライアントマシンのWebブラウザを用いて以下のURLにアクセスします。
http://localhost:3001/?token=bc5ae6c7d53b76f9721c95308cf25405c399bbc770b37040
tokenはJupyter notebookを起動した際のメッセージに表示された文字列を使います。
ポート番号は、上記(1)アクセス時のポート番号とします。
これでJupyter notebookのWeb画面が表示されます。
参考
Jupyter Notebookの公式サイト
Running the Notebook — Jupyter Documentation 4.1.1 alpha documentation