Node.js, TypeScript の使い方
TypeScript の使い方
Node.js 処理系 のインストール
サーバーサイド JavaScript 処理系である Node.js のインストールはユーザー権限で可能なので、各自必要なバージョンを自分のホームディレクトリにインストールしてください。
nvm (node version manager)
を用いたインストールが便利です。
1, 以下のコマンドにて nvm をホームディレクトリにインストールします。($HOME/.nvm ディレクトリ下にインストールされます。)
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.35.3/install.sh | bash
- nvm の最新バージョンは以下のページにて確認してください。GitHub - nvm-sh/nvm: Node Version Manager - POSIX-compliant bash script to manage multiple active node.js versions
nvm をインストールすると、~/.bashrc に下記のような記述が自動的に追加されます。
export NVM_DIR="$HOME/.nvm"
[ -s "$NVM_DIR/nvm.sh" ] && \. "$NVM_DIR/nvm.sh" # This loads nvm
[ -s "$NVM_DIR/bash_completion" ] && \. "$NVM_DIR/bash_completion" # This loads nvm bash_completion
source ~/.bashrc
あるいはqlogin
しなおすなどの方法で上記の記述を実行すると nvm が使えるようになります。
2, nvm ls-remote
で、利用可能な Node.JS のバージョンを表示させます。
3, nvm install v12.18.3
のようにしてインストールします。
4, nvm use v12.18.3
のようにして Node.JS 処理系をアクティベートします。~/.bashrc
の最後にこれを追加しておくと良いです。
TypeScript などのインストール
npm (node package manager)コマンドにより、TypeScript および関連するツールをインストールします。
npm install -g typescript @types/node ts-node
npm install -g typedoc jsdoc
npm install -g pkg yarn
npm install -g tslint
nvm install, nvm use を用いて、使用する Node.js 処理系のバージョンを変えた場合は、TypeScript 及び関連するツールもインストールし直す必要があります。
注意事項
TypeScript がインストールできない
上記のように npm install -g typescript を実行すると、$HOME/.nvm/versions/node/v12.18.3/ といったディレクトリの下に tsc や tsserver などのファイルがインストールされるはずであるが、インストールされていない場合の対処方法です。
以下のコマンドを実行したときに、nvm use で指定しているバージョンと同じバージョンが表示されるかを確かめます。(これが一致していないのがインストールできない原因です。)
$ npm config get prefix
/home/youraccount/.nvm/versions/node/v16.3.0
以下のコマンドで prefix を正しく調整します。
npm config set prefix /home/youraccount/.nvm/versions/node/v12.18.3
その後、TypeScript をインストールします。