2022年以前のトピック
NBDC-DDBJ Imputation Server (beta)
2022.10.18
インピュテーションサーバ(Imputation Server) は、SNP アレイデータのインピュテーション解析を支援するサービスです。🔗ミシガン大学のインピュテーションサーバ や 🔗TOPMed プロジェクトのインピュテーションサーバ が公開されています。これらのサーバは日本国外に設置されており、利用のためにゲノムデータ(SNP アレイデータ)を国外のサーバにアップロードする必要がありました。
そこで、🔗国立研究開発法人科学技術振興機構 NBDC 事業推進部 では日本の研究者が利用しやすい日本版インピュテーションサーバとして、NBDC-DDBJ インピュテーションサーバのシステムを開発しました。現在こ のシステムは、国立遺伝学研究所スーパーコンピュータシステム の 個人ゲノム解析区画 で利用可能です。
本サーバで使用しているインピュテーションのワークフローは、以下の AMED 事業において国立国際医療研究センターが検討した情報(インピュテーションソフトウェアの選定・パラメータの設定)の提供を受け、その情報を参考に NBDC 事業推進部がウェブサービスとして改変・実装したものです。 事業名:ゲノム医療実現推進プラットフォーム事業(国際的データシェアリングに関する課題解決のための調査研究及び開発研究) 課題名:「クラウド計算環境を利用したゲノム医科学研究の倫理・技術課題の調査と実践」
NBDC-DDBJ インピュテーションサーバ(ベータ版)(以下、本システム)は、遺伝研スパコンの個人ゲノム解析区画で利用可能です。研究者(利用者)はご自身のゲノムデータをサーバにアップロードし、Web ユーザインターフェースを介してインピュテーション解析ワークフローを実行することができます。 |
PortablePipeline
2022.05.10
東京大学大学院農学生命科学研究科水圏生物科学専攻水圏生物工学研究室の吉武和敏先生により、NGS 解析パイプラインについて、PortablePipeline というツールが開発されました。
ツールの実行手順等は、🔗水圏生物工学研究室のページをご参照ください。
「Windows や Mac から遺伝研のスパコンにお手軽に NGS 解析ジョブを投げるツールとして PortablePipeline を開発しました。当研究室で使用頻度の高い解析パイプラインが実行できます。解析サーバとしては python3 と docker もしくは singularity がインストールされていればスパコンでなくても実行できます。」(水圏生物工学研究室のページより) |