Grid Engine キューの種類
Grid Engine で管理されたノードはログインノードと計算ノードに大別されます。
- ログインノード(login node)はユーザがプログラム開発や、小規模で短時間で終わる計算をその場で対話的に行うための計算機です。
- 計算ノード(compute node)は、長時間かかる計算、大量の CPU やメモリを使う計算を行うための計算ノードです。
ログインノード、計算ノードに対する計算要求(これをジョブと呼びます)は Grid Engine では待ち行列(キュー)を用いて管理されます。計算要求量が計算機のリソース量を超えている場合は、ジョブは待ち行列の中で待ち、計算機が空き次第 Grid Engine により自動的に実行されます。
遺伝研スパコンの一般解析区画では、ノードを構成する計算機の種類ごとに Grid Engine キューが設けられています。
ノードの種別 | Grid Engine キューの名称 | ハードウェア種別 | 台数・合計コア数 |
---|---|---|---|
ログインノード | login.q | Thin ノード Type1b | 3 台・ 384 コア |
login_gpu.q | Thin ノード Type2b | 1 台・ 24 コア | |
計算ノード | epyc.q | Thin ノード Type1b | 25 台・ 3200 コア |
intel.q | Thin ノード Type2a | 32 台・ 1024 コア | |
gpu.q | Thin ノード Type2b | 7 台・ 168 コア | |
short.q | Thin ノード Type1a | 2 台・ 128 コア | |
medium.q | Medium ノード | 10 台・ 800 コア | |
medium-ubuntu.q |