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利用の準備(個人ゲノム解析区画)

ユーザーの計算機の用意

遺伝研スパコン個人ゲノム解析区画は(一般解析区画と同様)SSH クライアントおよび Web ブラウザが動作する計算機があれば利用できます。 16 GB 以上のメインメモリを持った Windows, Mac, Linux の計算機を推奨します。

  • Mac, Linux については、標準のターミナルエミュレータを使ってアクセス利用可能です。
  • Windows については、PowerShell の SSH クライアントまたは Windows Subsystem for Linux version 2(WSL2) 等により、アクセス可能です。

アカウントの新規利用から利用開始までの流れ

個人ゲノム解析区画のアカウント名は、一般解析区画のアカウント名の末尾に-pgを付加したものになります。 個人ゲノム解析環境のみを利用する場合でも一般解析区画のアカウントが付与されます。 アカウントの新規利用から利用開始までの流れは一般解析区画と共通となります。 個人ゲノム解析区画は課金サービスですので、利用計画表をダウンロードし、記入の上、ご提出ください。

  1. アカウントの新規利用手順に沿って、アカウント登録システムの申請フォーム から申請登録をしてください。
    • 事前に「ユーザーアカウント発行基準」及び「利用規程」をご確認ください。
    • メールアドレスは、フリーメールアドレスではなく、所属機関のメールアドレスをご入力ください。(特別な場合を除く)
    • 事前に SSH 公開鍵を作成してください。登録フォームの中で、SSH 公開鍵の登録を行う箇所があります。SSH 公開鍵の作成・登録などは SSH 公開鍵の登録をご参照ください。
    • 遺伝研スパコンではアカウントの新規登録時に外為法の定める国内居住者でありかつ大学あるいは国公立研究機関の教員を責任者として指名する必要があります。責任者のアカウント毎に UNIX グループが作られます。
  2. ご本人様確認のため、責任者にメールが送信されます。「署名の手順」の順番に沿って、誓約書 PDF をご返信ください。
    • 受付後、数日程度でメールを送信いたします。
  3. アカウント登録証の到着をお待ちください。
    • 受付後、 1 週間程度で発送いたします。
    • 外為法関係など機構にて審査が必要な場合はもう少し時間がかかります。
  4. アカウント登録証で初期パスワードを確認し、利用を開始してください。
  5. 利用リソースの拡張や課金サービスの利用を希望する場合は利用計画表をダウンロードし、記入の上ご提出ください

環境設定に関する追記事項

個人ゲノム解析区画の利用にあたっては、以下についてご希望をご記入ください。

  • 利用を希望する計算ノードの種類と台数。
    • 計算ノードの種類については システム構成 > ハードウェアをご参照ください。
    • 基本的に Thin 計算ノードに限ります。Medium, Fat が必要な場合はお問い合わせください。
  • ジョブスケジューラのインストールを希望する場合はGrid Engine、Slurm のどちらをインストールするか。
  • NVIDIA Parabricks の利用を希望する場合はその旨お知らせください。

団体でのアカウント申請について

講習会やコンソーシアムでの利用など、多数のユーザーの登録をご希望の場合は以下の手順に従ってください。

  1. 責任者に該当する方がまだ遺伝研スパコンのアカウントをお持ちでない場合、上記の手順に従いアカウントを取得してください。
  2. 利用計画表をダウンロードし、そこにユーザーの情報をまとめて書いて提出してください。(その際に利用目的、利用するリソース量についてもご記載ください。)