システム構成概要
遺伝研スーパーコンピュータシステムは 2019年3月より第五期の稼働を開始しました。
同システムは、国際塩基配列データベースの構築のための計算基盤として用いられるとともに、遺伝学を中心としたライフサイエンス系の研究・教育のための計算基盤として広く学内外の研究者に提供され、我が国の生命・医学系研究の基盤強化と新たな学術研究の展開に貢献します。
-
システムは一般解析区画と個人ゲノム解析区画の二つの区画からなります。個人ゲノム解析区画は高いセキュリティ基準を満たした有料サービスとなっています。(遺伝研スパコンは基本的には無料で利用できることを原則としていますが、一部の付加的なサービスについては有料となっています。詳細はこちらを参照ください。)
-
ゲノム解析ソフトウェアのインストールを容易にし解析の再現性を担保する目的でSingularityコンテナの運用をしています。現在約2,000種類を超えるゲノム解析ソフトウェアがSingularityコンテナで利用可能です。
-
国際塩基配列データベースを含む生命・医学系 データベースの運用・解析のために合計46.8PBの大容量ストレージシステムを備え、高速なネットワークを介して国内外との大量のデータ転送が可能です。