一般解析環境におけるWindows環境での遺伝研スパコンシステムログイン手順
このページでは、Windows環境でスパコンにログインするまでの手順を説明します。
1. 公開鍵/秘密鍵の生成
安全なデータ通信のためにSSH接続を使用する必要があります。そのため、SSH接続に必要な公開鍵・秘密鍵を作成します。
1-1 ターミナルを開きます。
ターミナルとは、あなたが今使っているのパソコン(自端末)から、他のサーバーにアクセスするためのツールです。
Windowsの場合はTeraTermというソフトが有名なため、下記はTeraTermベースで説明いたします。
下記のTeraTermダウンロードページにアクセスし、ダウンロードを行ってください。
https://ja.osdn.net/projects/ttssh2/releases/
exe形式のファイルをダウンロードし、ダブルクリックでインストールを実行します。
1-2 Tera Term を実行し、設定 → SSH 鍵生成 を選択します。
1-3 下記値を設定後、生成 を押下し、鍵を生成します。
下記の設定で鍵を生成してください。
【鍵の種類】:RSA 【ビット数(B)】:2048
1-4 下記値を設定後、公開鍵の保存、秘密鍵の保存 を押下し、公開鍵/秘密鍵を保存します。
公開鍵のパスワードを設定します。任意のパスワードを設定し、入力ください。
【鍵のパスフレーズ】:鍵のパスワードを入力
【パスフレーズの確認】:鍵のパスワードを再入力
公開鍵の保存 / 秘密鍵の保存 を押下すると、以下のファイルが生成されます。
公開鍵はファイル「id_rsa.pub」に、秘密鍵はファイル「id_rsa」として生成されます。
※ 【鍵のパスフレーズ】について
鍵のパスワード(パスフレーズ)は、ご自身で自由に設定していただけます。
遺伝研スパコンのゲートウェイノードにログインする際に使用するものとなりますので、忘れないようにお願いいたします。
忘れた場合はサイド上記の手順で再設定をお願いいたします。
2. 公開鍵の設置
SSH接続の前に公開鍵を本システム上に設置する必要があります。
2-1 遺伝研スパコンホームページのSSH公開鍵登録方法ページにアクセスします。
https://sc2.ddbj.nig.ac.jp/index.php/2014-09-17-05-42-33
2-2 遺伝研ゲートウェイノードへの公開鍵の設置の「直接入力フォーム]を選択します。
2-3 ユーザ名 、 パスワード を入力し、ログイン を押下します。
【ユーザ名】:アカウント登録証に記載されているアカウント名
【パスワード】:アカウント登録証に記載されているパスワード
2-4 1-3 で保存した 公開鍵ファイル(id_rsa.pub)の内容をコピーし、 SSH 公開鍵にペーストします
同ファイルをファイルアップロードしていただくことでも問題なく動作します。
2-5 下記値を設定後、公開鍵登録 を押下します。【SSH 公開鍵】の入力値の確認事項
・文字列の先頭が sshrsa から始まっていること
・sshrsa に続く文字との間に改行があること
・最終文字の後ろにカーソルがあること
(最終行に不要な改行がないこと)
2-6 公開鍵登録 を押下後、以下のメッセージが出力されれば登録完了です
Web フォームより SSH 公開鍵が登録されました
3. SSH 接続確認
SSH接続を確認します。
3-1 Tera Term を実行し、下記値を設定後 OK を押下します。
【ホスト】:gw.ddbj.nig.ac.jp
【サービス】:SSH 【SSH バージョン】:SSH2
【TCP ポート#】:22 【プロトコル】:UNSPEC
OK を押下後、セキュリティ警告の画面が出力された場合は、 以下の値を設定後、継続 を押下してください。
【鍵指紋ハッシュアルゴリズム】:SHA256 【このホストを known hosts リストに追加する】:チェックする
3-2 下記値を設定後、OK を押下します。
【ユーザ名】:アカウント登録証に記載されているアカウント名
【パスフレーズ】:2-3 で設定した鍵のパスワード
【RSA/ISA/ECDSA/ED25519 鍵を使う】:チェックする
【秘密鍵】:2-3 で保存した 秘密鍵ファイル(id_rsa)
3-3 ゲートウェイノードへのログインを確認
@の後ろが gwとなっていることを確認してください。
3-4 qlogin コマンドを実行し、インタラクティブノードにログイン
$qlogin
パスワード入力後に以下のメッセージが出力された場合はyes を入力してください。
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?
3-5 インタラクティブノードへのログイン確認
@の後ろが tXXXとなっていることを確認してください。
3-6 ノードからのログアウト方法について
ノードからログアウトする場合は、exit コマンドを実行してください。
インタラクティブノードからログアウトする場合
1. インタラクティブノードで exit コマンドを実行します
$exit
2. インタラクティブノードからのログアウトが成功すると、ゲートウェイノードへのログイン状態となります。
ゲートウェイノードからログアウトする場合
1. ゲートウェイノードで exit コマンドを実行します。
2. ゲートウェイノードからのログアウトが成功すると、 TeraTerm は終了します。