Rの使い方
この記事では、遺伝研スパコン上でのR環境のユーザ環境へのインストール方法、パッケージ管理の利用方法について説明します。 以下の項目について説明します。
- OSディストリビューション付属のRを使う方法
- ソースコードからRをビルドしてユーザ環境にインストールする方法
- condaでRをインストールする方法
- renv を利用したR分析環境の管理
- パッケージマネージャspackを用いる方法
- (参考)Rを高速化する方法
について説明します。
OSディストリビューション付属のRを使う方法
ubuntu22.04を導入している計算ノードでは、Ubuntu22.04付属のRをインストール済みです。 Rとコマンドを入力すればR環境が立ち上がりますので、ご利用ください。
username@at138:~$ R
R version 4.1.2 (2021-11-01) -- "Bird Hippie"
Copyright (C) 2021 The R Foundation for Statistical Computing
Platform: x86_64-pc-linux-gnu (64-bit)
R is free software and comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY.
You are welcome to redistribute it under certain conditions.
Type 'license()' or 'licence()' for distribution details.
R is a collaborative project with many contributors.
Type 'contributors()' for more information and
'citation()' on how to cite R or R packages in publications.
Type 'demo()' for some demos, 'help()' for on-line help, or
'help.start()' for an HTML browser interface to help.
Type 'q()' to quit R.
>
2024年2月現在、インストールされているRのバージョンは4.1.2(2021-11-01)になります。
またubuntu 22.04に付属しているr-cranのパッケージはインストールされています。
apt search r-cran
でインストールされているパッケージ群について参照してください。またインストールされている パッケージ群については、Rを起動後に
library()
と入力することで、R環境から利用可能なライブラリを確認することができます。
その他必要なライブラリについては、本ページ内に記載のいずれかの方法(renvなど)でユーザ環境に個別に導入可能です。