デバッガ
インテルディストリビューションのGDB
通常のgdbと比較して、IntelのCPU,GPU,FPGA上のデバッグに対して追加機能をしたGDBです。
| コマンド | 説明 | 
|---|---|
| gdb-oneapi | oneapiのgdb | 
Intel Inspector
メモリー/スレッドのデバッガーです。C,C++,Fortranアプリケーションのメモリーエラーとスレッド化エラーの検出を容易にします。
| コマンド | 説明 | 
|---|---|
| inspxe-cl | インスペクタのCLI版 | 
| inspxe-gui | インスペクタのGUI版 | 
遺伝研スパコンでの利用方法としては、計算ノード上でバッチジョブとして実行して情報を収集し、収集結果のファイルをインタラクティブノード上で分析する。という形態の利用方法になります。
source /lustre7/software/intel_ubuntu/oneapi/inspector/2024.0/inspxe-vars.sh
inspxe-cl -collect mi1 -search-dir all=. -result-dir result_memory ./a.out  #メモリに関する調査
inspxe-cl -collect ti1 -search-dir all=. -result-dir result_thread ./a.out  #スレッド並列に関する調査
inspectorのGUI版をインタラクティブノード上で立ち上げます。inspectorはXアプリケーションであるので、画面の表示には手元のPCとインタラクティブノード間でsshトンネルを設定する必要があります。手順については、Advisorと同じですので当該箇所を参照してください。

先ほどの、inspexe-clの2手順で、result_memoryとresult_threadというディレクトリが作成されており、その下に拡張子が.inspexeのファイルがあるのでそれを、 メニューのFile > Open> Resultで開いてください。以下のような画面が表示されます。(ここではあくまでサンプルとして実行しています。)


